歯茎の下りが気になる方へ

歯茎の下りが気になる方へ

千種区の皆様こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。

歯周病だと歯茎は下がるのでしょうか?
答えは、YES!です。
しかし歯茎を下げている真犯人はどうやら歯周病とは別にいるようです。

歯茎を下げる大まかなメカニズムは、

①歯茎の炎症の長期化
    ↓
②骨を溶かし歯茎もさがる

この骨を溶かしているのは歯周病の細菌たちなのでしょうか?
実はこれは NO!です。

歯周病が進行すると、歯茎を支えるあごの骨(歯槽骨)が溶けていくのは事実です。なぜ溶けていくのかというとこれは細菌の塊であるバイオフィルムから歯茎を遠ざけて、細菌が体内に侵入しないようにする生体の防御反応が起きているからです。

軍隊が全線を後退させるときに、自分の領地の建物や武器を自ら破壊するのに似ているのかもしれませんね。
バイオフィルムという生体にとっての強敵から逃れるために自らの骨や歯茎を犠牲にして生体を守っています。

健康な歯茎では、骨を作る「骨芽細胞」と骨を破壊する「破骨細胞」がバランス良く働き、あごの骨の量を一定に保っています。
しかし、歯茎の炎症が長期化すると免疫細胞は破骨細胞を増やす炎症物質(サイトカイン)を分泌します。そのため、破骨細胞があごの骨を壊す量のほうが多くなり、あごの骨が減りその上の歯茎も一緒に痩せていきます。
あごの骨が減ると、歯がぐらつき始めます。よく「歯周病で歯茎が下がる」といいますが、正確には免疫細胞のしわざなのです。

真犯人は”自分自身の免疫”なのでした。

歯茎の炎症が改善し破骨細胞の数が減らない限り、歯茎が下がるのはとめられません。
また、元には戻すことが残念ながらできません。
歯周病に最も効果があるのが、出血を止めることで、詩集ポケット内の歯石とバイオフィルムを取り除くと、ポケット内の炎症が治まり、出血が止まります。
歯を磨くと血がでたというのは体のSOSかもしれません。

血が出ること以外でも何かお困りの症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花

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