災害時の歯科活動

災害時の歯科活動

皆さん、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
とても暑い日が続きますね。皆さん汗をたくさんかきながら来院してくださいます。たなか歯科では冷房がしっかり効いておりますので、汗が冷えて寒かったらいつでも言ってください(^^)冷房を上げたりひざかけをご用意いたしますね!
さて今日は災害時の歯科の活動について
平成28年熊本地震、2011年には東日本大震災
先月は西日本豪雨により各地で膨大な被害がでました。
そのような災害時に歯科ではどんな活動をしているのかまとめました。
☆身元確認への協力
災害の犠牲者の方の身元確認作業を行います。生前の歯科治療の記録やレントゲンなどから身元の特定をします。
☆応急歯科診療
災害で診療が行えなくなると、痛みがあったり緊急に対処が出来なくなるので、避難所や高齢者施設に訪問し訪問診療を行います。
☆お口からの健康サポート支援
避難所生活でお口の中の衛生を守ることは難しく、特に高齢者になると、お口から感染症を起こすリスクにもつながります。そのため唾液を増やす運動や、お口のケアなどをすすめる支援を行います。
災害時は、歯磨きの回数が減ることや純分に磨けない事、ストレスや栄養の偏りで、歯茎の炎症が起こりやすいです。そこで避難生活で水も何もかも節約しなくてはいけない時の歯磨きの方法をお伝えします
①    コップに少量の水を入れてその水で歯ブラシを濡らして歯を磨く
②    歯ブラシが汚れてきたらティッシュで汚れを拭きとり、また磨きます。
③    最後にペットボトルの水で口をゆすぎます。
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また、災害時に備えて、非常用持ち出しバックに入れておきたいアイテムです。
☆いつも愛用の歯ブラシ
☆歯間ブラシ、フロス
☆液体歯磨き
☆口腔ケアウェットティッシュ(うがいをする水がなくても歯磨きできます)
入れ歯を使用している場合は、、
入れ歯ケース、入れ歯歯ブラシ、洗浄剤なども欠かさずに用意することが大事です。
入れ歯を家に置いたまま避難してきて食事が出来なくなったり、治療途中の歯の付近が腫れてしまったり、災害の衝撃で歯をぶつけてしまったり、、災害時にはお口のお悩みがたくさん出てくるかと思います。そのようなときに災害時の歯科活動はとても重要になります。
たなか歯科のある東海地方はいたるところで大地震が起こると予言されています。災害に備えて準備をしておきましょう(^^
千種区たなか歯科クリニック
歯科助手・管理栄養士 加藤実沙子

歯茎の検査で使う器具

皆さん、こんにちは。
今年の4月に入社しました、歯科衛生士の常川怜奈(つねかわれいな)です。

お盆の渋滞予測が連日放送されるようになりましたね。
皆さんは今年のお盆、どのように過ごされますか?
また定期健診などでお盆の思い出などをたくさん教えてください!
楽しみにしています。
入社後、初めての投稿なので簡単に自己紹介をさせて頂きます。
私は岐阜県にある歯科衛生士専門学校を卒業し、当院に入社しました。
趣味は切り絵やエコクラフトといった細かいことが大好きです。
また、テレビをよく見るので、皆さんとたくさんお話したいと思っています。
これからよろしくお願いします。
そして今回は、歯茎の検査で用いる道具について紹介します。
定期検診の際、最初に歯茎の検査を行います。
「今から歯茎の検査をします。チクチクとしたお痛みがあると思います。」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
その際に使用するのがこの歯周プローブというものです。

では、この歯茎の検査で一体、なにを調べているのでしょうか?
それは、歯周病の進行程度や炎症の有無を見ています。
この2つを知るために、歯周ポケットの深さや出血の有無を検査します。
1、 歯周ポケットの深さにより、歯周病の進行程度を見ています。
検査の際、何の数値を言っているのだろうと疑問に思ったことはありませんか?
大きく、以下のように境界線を敷いています。
3mm以下は健康
4mm以上は歯周病が進行している
皆さんは、いかがですか?4mm以上ありませんか?
今度の検査で、もう1度自分の口腔内について理解できると良いと思います。
2、 出血の有無により、炎症の有無を見ています。
出血がある=炎症があるということです。
検査をする際アシストがついていると、「BOPお願いします。」と言います。これは出血した部位を示す時に用いる言葉なので、ぜひ耳を澄ましてみてください。
では、なぜ出血が起こるのでしょうか?
それは炎症性細胞の浸潤が起こっているからなのです。
炎症に関する様々な細胞が血管内などから歯肉組織中に多数出てきた状態を示します。
簡単に言うと、体が炎症に対して防御反応を示し、炎症を外に追い出そうとしているのです。
この数値を改善させるにはどうしたら良いのでしょうか?
それは毎日の歯磨きが何よりも大切になります。
当院では歯ブラシ指導を行っています。磨き方など分からないことがあればどんどん質問してください。
そして、歯周病が進行しないよう食い止めていきましょう。
当院では、8月11日(土)~8月16日(木)を夏期休診といたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。
たなか歯科クリニック
常川 怜奈

はじめまして③

皆様こんにちは。

4月から入社しました歯科医師の三輪万里子(みわまりこ)と申します。
今回初めてブログを投稿させていただきますので簡単に自己紹介をさせていただきます。
趣味はDVD鑑賞と岩盤浴です。今年の4月に名古屋に引っ越してきたので、どこか名古屋でおすすめの岩盤浴があれば教えてくださいね。
さて話は変わりますが先月東京での勉強会に参加しました。
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勉強会の内容は、歯の内部にある神経の治療(歯内療法)と上下の歯の咬み合わせ治療(咬合治療)についてでした。
歯の内部にある神経の部屋は細いところもあり、治療には様々な器具を使用します。それらの器具の選択や正しい使い方を学びました。
また、上下の歯の咬み合わせについては、患者さんごとに異なる咬み合わせをどのように正しい位置とするのか実習を交えながら講師の先生から教えていただき以降お話する異常な咬み合わせについても勉強しました。
歯の内部にある神経の治療(歯内療法)については先日のブログで島田先生が書いているので、私は今回上下の歯の咬み合わせについてお話したいと思います。
皆様は「TCH」という言葉をご存知ですか?「TCH」とは「Tooth Contacting Habit」の略称で、歯の接触癖のことを言います。上と下の歯が持続的に接触している癖のことです。
皆さんは上下の歯が1日のうちどのくらいの時間接触しているか、考えたことがあるでしょうか。あまり意識して考えたことがないかもしれませんね。普段何もしていない時は上下の歯は接触しておらず上と下の歯は約1mmあいているのが通常で、食事や会話の時に上下の歯が接触するだけで1日でトータル15分~20分程度とされます。
ところが何か作業に集中している時や考え事をしている時、睡眠時などの無意識の時に上下の歯を接触させたままにしている方がいます。
強く噛んでいなくても上下を軽く接触させ続けると歯も疲労します。歯の痛みは虫歯や歯周病だけでないこともあります。
もしかしたら自分は大丈夫?と心配になる方がいると思います。TCHの方に特徴的なお口の中の状態があります。舌に歯の形がついていたり、頬の内側に線がついたりするので気になる方は治療や検診時にご相談ください。
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千種区たなか歯科クリニック

歯科医師 三輪万里子

はじめまして②

こんにちは。

4月から入社しました歯科医師の島田実果と申します。

台風が過ぎてまた気温の高い日が続いていますが、皆さま体調等お崩しでないですか?

今回は初めてのブログということで、私の自己紹介を簡単にさせていただきます。

趣味はホットヨガとグルメ巡りです♪おすすめの美味しいお店があれば、是非教えて下さい!
入社して4か月が経ちましたが、切磋琢磨して共に成長できる同期がいて、お昼休みや診療後に練習やフィードバックを行い、毎日刺激をもらいながら仕事をしています。
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さて、話は変わりますが、先週の木曜日に名古屋で勉強会に参加しました。歯内療法専門医であり、伏見でご開業の高橋先生の勉強会でした。

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まず今回学んだ勉強会は歯科の中で歯内療法という分野です。分かりやすく説明すると、歯の根っこの治療のことです。

むし歯が進行してしまい神経の処置をしなければならない時や、以前神経を取った歯の根っこの先に膿が溜まってしまった時などに行われる処置です。

ただし、お口の中で根っこの中を肉眼で全て確認するのは不可能です。根っこの中の神経の通っているお部屋は、人それぞれ色々な形をしていて、複雑な形をしている場合もあります。そのため実際の治療ではレントゲンや、顕微鏡(マイクロ)などの特殊で精密な医療器具を用いて、歯の構造を考えながら治療を進める必要があります。

ここで重要なのは根っこの中の細菌を極力減らすこと。根っこの中がきれいな状態になるまで、洗浄とお薬の交換を数回行います。この根っこの部分をきれいにしておかないと、たとえ上にきっちりとした土台やかぶせ物を入れたとしても、いずれまた感染が起きて歯の寿命が短くなってしまうこともあるのです。一度神経を取って根っこの治療を行っている歯を、再度一から治療し直すとなると治療の成功率も約20%減少してしまいます。

長引くこともある治療ですが最後まできちんと処置することが重要ですね。

今回参加してきたセミナーでは、根っこの構造、洗浄、形成などそれぞれのステップで研究をもとに学びました。

また実際に最新の器具や根管模型等を使って、根管治療を的確に治療していく方法を勉強してきました。当院でもすでに一部取り入れている器具もあります。

患者さんにとっても一番見えにくく分かりにくい治療の一つでもあるので、十分に説明して、今どのような治療を行っているか理解していただくことが大切ですね。

皆さまに安心して治療を受けていただくことを大切にして、丁寧な治療•説明を心がけています。疑問点や不安があれば、どんな些細な事でもお気軽にご相談下さいね。皆さまのお口の健康を守るため、全力でサポートをさせていただきます!

たなか歯科クリニック

歯科医師 島田 実果

はじめまして

皆さま、はじめまして。当院に勤務しております、歯科医師の岡島多翔幸と申します。本日、ブログを初めて投稿させていただきます。

名前は多翔幸と書いてタカユキと読みます。趣味は、水泳とテナーサックスです。仙台の大学を卒業し、大学病院の口腔外科におりました。今は少しずつ、皆さまの治療を担当させていただき、診療後に練習をして研鑽を積む日々です。

先日は、当院の飯嶋先生と一緒に福岡県博多市の勉強会に参加させていただきました。歯周病で歯を失ってしまった患者さんにどのような治療をご紹介できるかといった内容で、講義内容は大変興味深く、また大変勉強になるものでした。部分入れ歯やブリッジ、インプラントなど、治療法は多々あるのですが、患者さんによる日々の口腔ケアと定期検診が重要であると講師の先生は言及されてました。私も、患者さんに口腔ケアと定期検診の重要さを少しでもお伝えしていければと思います。

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ところで、夏も真っ盛りとなってきましたが、皆さまは体調を崩されたりしてませんか。私は、口内炎ができてしまいました。

口内炎は本来、口腔粘膜の比較的広範囲の炎症状態の総称を言いますが、日常よく言う口内炎とは、アフタ性口内炎のことを指すことが一般的です。アフタとは、粘膜にできた直径1cmまでの類円形で境がはっきりしたびらん・潰瘍を言います。口内炎には、アフタ性口内炎の他にも、カタル性口内炎や壊死性潰瘍性口内炎、壊疽性口内炎、放射線性口内炎、猩紅熱性口内炎、ニコチン性口内炎、薬物性口内炎などがあります。また、ベーチェット病やクローン病、周期性好中球減少症の一症状として口内炎が顔を出すこともあります。

このように口内炎にはいくつかの種類があるのですが、日常的に私たちが出くわすのはアフタ性口内炎がほとんどなので、これを口内炎として扱うことが多いのです。

この口内炎の原因は、はっきりとは分かっておりませんが、疲労やストレス、誤咬、性周期が関連してるのではないかと言われております。

治療法としては、ステロイド軟膏を塗ったり、ビタミンB群をはじめとしたビタミン剤の内服が効果的です。

暑さもあり、免疫力が落ちてくる夏。また、この時期は口腔内小水泡(潰れるとアフタ性潰瘍になります)の原因となるヘルパンギーナや手足口病の原因となるウィルスが活発となります。夏の時期の体調管理にはご注意くださいね。

たなか歯科クリニック

岡島 多翔幸

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