治療の中断に、ご注意を…

治療の中断に、ご注意を…

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

いやぁ、皆さん! ここ最近の話題は、「暑い!!!」 につきますね!!
連日40℃近くに及ぶ、猛暑日の連続! 日中、外を出歩こうものなら、トロけてしまいそうです…。
私も、先日の休みには「こんな暑い名古屋には いられんッ!」と、山梨県 清里テラスに行ってきました。
「標高1900mの山頂にあり、富士山や南アルプスの絶景が広がる 優雅なテラスは、どんなに涼しいことであろう…。心地よい風と、おいしい空気は、蒸し暑い都会とは 別世界なんだろうな……」と、思っていたのに!
清里高原にも 容赦なくジリジリと降り注ぐ夏の日差しは、「山の上の方が太陽に近くて暑いんじゃないか!?」 と思わせるもので、更に 同様に避暑を求めて押し寄せた人々によって 山頂はごった返しており、私の思い求めていた “涼しい清里テラス” のイメージとは ちょーっと異なりましたが、美味しい高原野菜のビュッフェも満喫し、楽しい休日でした♪
ところで、皆さま。治療が中断している経験がある方はいらっしゃいませんか?
「痛みがなくなったし、まぁいいか」
「予約が取れないし、通うのが面倒だな」
「都合がつかなくなったから、ちょっとお休みしよう」
「仮の状態だけど、別に食べづらくは無いしな」
など、それぞれ理由はあると思いますが、場合によっては後で困った事になるかも……。
今回は、そんな歯科治療中断の問題点についてです。

①神経の治療途中での中断

虫歯が歯の神経にまで及んでいた。神経が炎症を起こしたり、化膿していた。根の先に病巣ができていた……等々、神経を治療しなければならない原因はいくつかありますが、その治療は「根の中の神経があった管の中を、掃除して消毒する」というものです。

根の治療は、痛みが無くなった後も 内部が充分きれいになるまで、消毒に回数がかかることも少なくありません。

この神経の治療が中断してしまうと、一気に歯にダメージが及び、寿命を縮めてしまうことが多いので、注意が必要です。

まだ根の中に炎症や感染があるのに放置してしまうと、更に症状が悪化して難治性になったり、仮の蓋の部分から再感染を生じて せっかく綺麗になりつつある根の中が汚れたり、内部から虫歯になったりしてしまいます。

②被せ物の型をとった後での中断

「型をとった後、次回に被せ物が入る」段階で、仮歯のままになっている状態で放置されてしまうと、まず問題は その被せ物が入らなくなってしまいます。

何故なら、土台になる歯や その周囲の歯が移動してきてしまうからです。

調整して入れようとしても、適合が悪く 被せ物が浮き上がってきてしまったり、咬み合わせが高くなってしまいます。そんな被せ物を無理やり入れることはできないので、改めて土台の形態を整えて作り直しをしなければなりません。

患者様も また歯を削らなければならないですし、せっかく丹精込めて被せ物を作っていただいた技工士さんの苦労も 水の泡となります。

仮歯の間に、再び虫歯になってしまうこともあります。型をとった後は、精度の面でも清掃性の面でも、なるべく早く被せ物を入れるようにしましょう。

③応急処置での中断

「痛みがあったので、まずはお薬を処方してもらって痛みを抑えた」

「詰め物が取れたので、とりあえず仮の蓋をしてもらった」

「腫れていたので、膿を出してもらった」

など、まずは応急処置をしておいて次回にちゃんと治療を始めていきましょう……、という所で終わっていないでしょうか?

一時的に症状が改善すると様子をみたくなりますが、それはあくまで対症療法をしたに過ぎず、その原因を除去した訳ではありません。しばらくすると、また症状を繰り返しますし、さらに悪化していくと思われます。

状態が悪くなる前に、きちんと治療していきましょうね♪

DSC_20180727.jpg← 治療途中で放置されてしまった歯です

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田 誠

暑さに負けない食生活

皆様こんにちは!千種区 たなか歯科クリニック 受付・管理栄養士の水野友梨です。

名古屋はとても暑い毎日が続きますが、皆さんは「食欲がない」、「胃が重く、もたれる感じがする」といった夏バテの症状はありませんか?
体温が上がると、熱を発散させようと、体温が上がりやすい部分に血流が集まるため、その分胃腸への血流が減少します。
そのため、消化能力が下がり、食欲も低下してしまいます。
また、暑さで疲れた時にはつい冷たいものが欲しくなってしまいますが、冷たいものを食べると胃の温度が下がり、消化しにくくなってしまうので逆効果なんです。
さらに、水分を一度にたくさん摂取すると胃液が薄まり、胃腸の働きを弱めてしまいます。

暑さに負けない食事とは…
①食欲が低下しているときは、おかゆや豆腐などの消化の良いものを食べると良いです・
②消化を良くするために、よく噛んで食べる。
③体を温める食材を食べる
おすすめは「しょうが」です。
しょうがには、消化促進効果や免疫力を高める効果、さらに体をあたためる効果もあるのでとてもバッチリなんです。
ぜひ、今の時期ですと冷や奴の上にしょうがをのせたり、焼きナスとも相性はバッチリですよね。
しっかりと食事で疲労回復をして、夏を健康に乗り切りたいですね(*^^*)
千種区 たなか歯科クリニック
受付・管理栄養士 水野友梨

歯を失ってしまったらどうなる?

皆様こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。

学生の皆さんはもうすぐ夏休みですね!外にいるととても暑くいよいよ夏が来たと実感しますね。
私は今年の日差しに耐えきれなくて今年から日中外を歩くときは日傘デビューをしてしまいました。(岐阜にお住まいの患者さんいわく名古屋はまだ涼しいほうですよとのことですが!!)

それにしても最近ではとくに暑くなってきましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか?今年の夏はどんなふうに過ごされるのでしょうか?!
健診でいらした際はぜひぜひ夏の思い出をたくさん聞かせてくださいね!楽しみにお待ちしております!!
そういえばすっと歯医者さんに行ってなかったなという方も夏休み期間を利用してぜひお越し下さい。お待ちしております(^^)!!

さて、今日は歯を失ったあとそのままにしていたらどうなるの?ということを簡単にお話したいと思います。
虫歯ができてしまった!歯がグラグラして抜けてしまった!歯茎が腫れてみたら歯が割れていた!…など歯を失う前には不具合があったり、場合によっては耐えられないほど痛みがあるかもれません。
そのためやむおえず歯を失ったあと歯茎が治ってしまえばすっかりその痛みもなくなるのでついついそのまま放置してしまっている方もいるかもしれませんね。

ある方は下の奥歯をを失いました。でも奥で歯がなくても見えないし噛めるからずっとそのままにしていました。
とくに不具合もないため健診にも行きませんでした。
するとある時下の歯茎が痛くなりました。ご飯を噛むたび痛みます。

この方はなぜ痛みが出たのかというと上の歯が伸びてきて下の歯茎噛んでしまっていたからです。
歯は上と下噛み合う相手を探して動くということがわかっています。ですから下の奥歯を失ったあと上の歯は噛み合う相手を探してとうとう下の歯茎を噛み込んでしまうほど伸びて動いてしまったようです。
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こちらは一つの例ですので、全てそうなるというわけではありません。あえてそのままで良いこともあるからです。ただし、歯を失ったあとはそのままにぜずにきちんと歯医者さんにてチェックしてもらい適切な治療を受けること、さらにメンテナンスに通えたらとても良いです。

治療の方法など詳しいお話や歯がないことでなにかお困りの際もご相談下さい。

千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花

はみがき

みなさんこんにちは。

千種区たなか歯科クリニック歯科医師の飯嶋晴弥です。
7月になり、初夏といってもかなり暑いですね。
診療日は昼間に外に出ることがあまりないので分からなかったですが、休日に外出するとすごく暑くて驚きました。
みなさんもお出かけご来院のさいは熱中症に気を付けてくださいね。
先週末はセミナーで福岡に行ってきました。
内容は「歯周補綴」という分野でした。
歯周病の治療から被せものをするまでの講義です。
今回は歯周病の治療についてお話ししようと思います。
歯周病の治療はまずは検査をし、そして基本的には歯磨き指導から行います。
僕がまだ歯科を詳しく学ぶ前に感じたことは、「歯磨きの仕方より、歯石とかきれいに取ってほしい」です。みなさまも同じように感じる方が多くいらっしゃると思います。
しかしこれは大きな間違いでした。
歯の表面には必ず、歯垢(プラーク)という細菌の塊が付着し、これを放置すると歯石となって歯と強固にくっついてしまいます。こうなると歯科医院の器具などを使用しないと除去することは難しくなってきます。
要するに、日ごろの歯磨きがしっかりできず、磨けていない部分のプラークが何日か放置されれば次回の治療までにまた歯石がついてしまうのです。
歯石やプラークが付着している以上は歯肉の炎症は改善されず、歯周病治療も次のステップに進めないのです。
また、歯磨きがしっかりできるということは、被せものや詰め物をした歯の二次的な虫歯のリスクを減らし、新たにできる虫歯も予防できるので、とても重要になってきます。
磨き残しが減少し、見える範囲の歯石もキレイに取れたところで再度検査をして再評価します。そして次のステップです。
歯周病の多くの場合は歯と歯茎の間の中の見えない部分にも歯石が付着しています。
この部分の歯石を何回かに分けて地道に取っていくとさらに歯周病は改善されてきます。
歯磨きや歯石をある程度除去していることで、歯肉の炎症が改善されているため、出血なども最小限にでき、治療もスムーズになります。
そしてまた再度検査…というのが大まかな流れになります。
歯ブラシは、歯科治療で一番重要と言っても過言ではないくらい重要なことだと思っています。みなさまも、しっかり磨けてるか心配、歯磨きのときに血が出る、口臭が気になる、などありましたら気軽にお声かけください。当院のスタッフが優しく、ときには厳しく、指導させていただきます。
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千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 飯嶋晴弥

歯周病とタバコ

みなさんこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック、歯科衛生士の小栗沙紀です!

最近は雨の日もすっかり減って、毎日暑すぎますね(^◇^;)
冷たいかき氷やフルーツたくさんのパフェが食べたい季節になって来ました♩
どこかオススメの美味しいかき氷やスイーツのお店を知っている方がいれば是非教えてください♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
さて、今日のブログではタバコと歯周病についてお話しようかなと思います!
みなさんの中でタバコは体に良くないものという認識は確かにあると思います。
受動喫煙も良くないということも散々学校の保健の授業で教えてもらった記憶があります。
タバコは喫煙者だけの問題ではなくて、受動喫煙によって不特定多数の健康に悪影響を与えます。また、タバコを消した後でも、残っているタバコの煙による汚染、タバコ成分による健康被害、三次喫煙による健康被害にも気をつける必要があります。
三次喫煙とはタバコを消した後も残留する化学物質を吸入することで、喫煙者の毛髪や衣類、部屋や自動車のソファやカーペット、カーテンなどの表面に付着して残留し、それが再放散したものが汚染源になり、三次喫煙が発生します。
でも喫煙がお口にもたらす影響とは?
まず、喫煙は歯周病の最大の環境リスクファクターです。
タバコを吸う人は吸わない人に比べて、
①   歯周病の罹患率が高い
②   歯垢の付着量や細菌の数が吸わない人と同じであっても、タバコを吸う人の方が、歯を支える組織の破壊が進んでしまう
③   歯茎からの出血も少なく、歯周病という自覚が遅れてしまう
また喫煙していると、歯周病治療をしても治りが遅いですし、外科的な治療をしても予後が良くなかったりします。
その他にも受動喫煙によって、子供のお口にも影響が出ます。
歯周病、むし歯、歯茎のメラニン色素沈着のリスクが高くなることが報告されています。
本気で歯周病を治そうと思っている方、もしタバコを吸っているのであれば歯磨きだけでは歯周病を治しきれません。禁煙から始めませんか?
もしお子様もいらっしゃるのであれば、お子様のためにも禁煙を頑張ってみませんか?
禁煙するのは難しいことかもしれませんが、タバコから大切な人だけでなくて、その周囲の人も守るために禁煙していきましょう!

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士   小栗沙紀

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