その歯茎の腫れ、何が原因?

その歯茎の腫れ、何が原因?

こんにちは! 千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

秋の深まりとともに、木々が赤や黄色に色づいてきましたね。コロナ流行の落ち着きで旅行も解禁となり、私も先日 長野県飯田市の「天竜ライン下り」に 紅葉見物へ行ってきました!

天気も快晴で 穏やかな川の流れのなか、舟上から眺める360度の絶景は最高♪ 帰りは昼神温泉に宿泊し、のんびり良い休日を過ごしました(*^-^*)

ところで、歯茎の腫れ!多くの方が経験したことありますよね
腫れは すぐに治まりましたか? それとも、いまだにブヨブヨしていたり、出血しやすかったりしていませんか? 調子が悪いときは、ぜひ私達に ご相談ください。

そんな歯茎の腫れ、実は様々な原因があるのです。その原因によって、どう対処すべきかも変わってきます。例を、いくつか挙げていきますね。

① 歯肉炎・歯周病
  歯茎に炎症が起きて、腫れている状態です。汚れが溜まっていたり 体の抵抗力が低下したり等で起きた、一過性の歯肉炎であったなら良いのですが、それが歯周病になっていくと 多くの場合慢性で、自覚症状がないまま進行します。重度になって 歯を支えていた骨(歯槽骨)が吸収されてしまう前に、メンテナンスをしっかりしていきましょう。

② 半分歯茎に埋もれている 親知らず
 一番奥に生えている親知らずの 周りの歯茎が腫れる場合があります。親知らずが充分に生える場所が無く、半ば歯茎が覆い被さって萌出していると、非常に清掃性が悪く 繰り返し炎症を起こす事が多いです。こういった親知らずは、思い切って抜歯したほうが安心です。

③ 歯が割れている
 強い外傷、繰り返しかかる歯ぎしり・食いしばり、歯の脆さ、等によって 歯が割れてしまった場合、そこに感染が起きて化膿してきます。歯冠だけでなく歯根まで割れてしまっていたら、残念ながら抜歯しないと その腫れは治まりません。

④ 根尖性歯周炎
 歯の神経が化膿していたり、既に神経を取った歯に再感染が起こったりして、根の先に膿が溜まっている状態です。症状が進んでくると、骨の中に膿がおさまりきらなくなって、歯茎に膿の出口ができて腫れます。治療法としては、感染している歯の根の中を清掃して炎症を取り除くか、膿の塊を外科的に除去します。

⑤ 被せ物や入れ歯の 歯茎への慢性的な刺激
 被せ物や入れ歯が合っていなかったりすると、歯茎への物理的な刺激が慢性的に生じ、歯茎の腫れに繋がることがあります。

⑥ お口の中の腫瘍
 歯茎や骨に腫瘍ができると腫れを生じることがあります。必ずしも悪性のものだけでなく、良性のものもあります。

⑦ 粘液嚢胞
 唇や頬の中にある 小唾液腺に詰まりが生じると、水ぶくれのような腫れができることがあります。

⑧ 骨隆起
 噛みしめ・食いしばりが強い方は、歯茎や口蓋にコブのように骨が膨らみ、外見上 歯茎が腫れているように見えます。

⑨ 薬の副作用
 一部の 高血圧の薬、てんかんの薬、免疫抑制剤などでは、その副作用により歯茎が腫れることがあります。

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。

インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。

所在地 〒464-0841 名古屋市千種区覚王山通9-18 覚王山センタービル2階
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