歯周病と全身疾患には密接な関係があります

歯周病と全身疾患には密接な関係があります

みなさんこんにちは
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
4月を迎えお花見のシーズンがやって来ましたね。皆さんお花見はされましたか?私は地元の山崎川の桜をお散歩しながら見るのが大好きです。桜を見ると毎年嬉しくて暖かい気持ちになり、今年度も頑張ろうと思えます。新年度は変化があり大変なことも多いかと思いますが、皆さん体調に気をつけながら一緒に頑張っていきましょう!私も変化を恐れずに成長できるよういろんなことにチャレンジして頑張っていきます(^^)/

今回のブログは歯周病と全身のつながりについてお話しさせていただきます。歯周病の話が多いな〜と思われるかもしれませんが、歯周病は早期発見が大切であり予防することもできますし全身の健康とも関わりがあるので何としても皆さんに知っていただき、歯周病で歯を失うことのないようにまた健康で楽しい日常をおくり続けてもらえるように今回もお話しさせていただきたいと思います。
中等度から重度の歯周病患者さんには、総面積が約20㎠にも及ぶ歯周ポケットが広がっています。これは例えるなら、手のひらサイズの傷が慢性的に広がっている状態です。もしこの大きさの傷が目に見えているならば、すぐに治療に移るでしょう。しかしこの傷が歯ぐきの内側にあるため、見過ごされてしまいます。そのため増殖した細菌が血液を介して体内に入り込み、さまざまな臓器に影響を与えるのです。
近年さまざまな研究が進められた結果、歯周病と全身疾患についての関係性が明らかになり始めています。

*糖尿病
糖尿病患者の歯周病治療を行なったところ、血糖コントロールの指数となるHbA1cの値が改善されたという報告が複数挙がっています。また歯周病に罹患した歯周組織から生産されるサイトカインが、血管内のインスリンの機能を低下させることによって、糖尿病を悪化させていることも明らかになっています。歯周病と糖尿病は双方に影響しているのです。
*誤嚥性肺炎
歯科医師・歯科衛生士が口腔ケアするグループと自分でケアをするグループの2つに分けて、2年間でどれだけ肺炎が発症するか調べると、自分でケアするグループがもう一方と比べて4割以上多く肺炎を発症したという結果が出たそうです。
*肥満
歯周病菌が出す毒素・リポ多糖をマウスの皮膚下に溜め込んだ結果、肝臓に脂肪が沈着し体重が増加。高脂肪のエサを与えると肥満が進行しました。ところが無菌のマウスにも同様のエサを与えたところ、こちらは体重の増加が起きなかったのです。歯周病が肥満を引き起こしている可能性は高いのです。
*認知症
アルツハイマー病のマウスに歯周病菌を感染させたところ、歯周病を発症したマウスのアミロイドβ(アルツハイマー病原因分子であるタンパク質)が増加。記憶学習能力の低下が確認されたのです。

他にも早産・低体重児出産、動脈硬化などもあります。歯周病と全身疾患の間には密接な関係があるのです。歯周病の検査を定期的に受けていきましょう!

千種区 たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

名古屋市 千種区 覚王山で歯医者・歯科医院をお探しの方はたなか歯科クリニックにご相談ください。

インプラント・親知らず治療・虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科などの治療に対応しております。

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