歯科で起こる金属アレルギー

歯科で起こる金属アレルギー

 皆さんこんにちは!千種区にある、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です!
 4月に入り3週間程経ちましたが皆さんは新生活には慣れましたか?新年度になり、生活が変わった方もいると思います。最初は慣れない生活で大変だと思いますが、もうすぐ、ゴールデン・ウィークで一息つけると思いますので、頑張っていきましょう!
 さて今日は、歯科でのメタルフリー治療について、書いていこうと思います。メタルフリー治療とは、歯科治療で金属を使わず、他のもので補ってあげる治療になります。なぜ金属を使わない治療を行うのかというと、金属アレルギーの原因、見た目が悪い、変形する、歯への適合が悪く二次カリエスになりやすい、歯茎が黒くなる、等の理由があります。体への影響としては、金属アレルギーがメインになります。


 次に金属アレルギーとはなんなのかについて、説明していきます。金属アレルギーとは、金属が原因で起こるアレルギーのことであり、接触性皮膚炎や粘膜炎が代表的な症状です。金属が原因ではありますが、金属そのものが直接アレルギーを引き起こしているわけではなく、汗や唾液などの体液により、金属から溶け出した金属イオンが体内に入ることで起こります。金属にも金属アレルギーが起こりやすいものと起こりにくいものがあります。ニッケル、コバルト、クロムやそれらを使った合金も金属アレルギーを起こしやすく、金やチタンなどはアレルギーを起こしにくいです。従って歯科では、保険適応の金属の被せ物は、合金のため、アレルギーが起こりやすく、インプラントはチタンを使っているため、金属アレルギーは起こりにくいとされています。
 歯科用金属での金属アレルギー口腔粘膜に起こる扁平苔癬や手のひらや足の裏に起こる掌蹠膿疱症、接触性皮膚炎が見られます。
 上記の疾患を疑う症状がみられるような場合、パッチテストや血液検査を行い金属アレルギーかどうか判定する必要があります。そこで金属アレルギーとなった場合、原因の金属を絞り、排除する必要があります。
 口腔内の金属が原因の場合、金属を除去し、別のもので代用する必要が出てきます。口腔領域で金属アレルギーの原因になりやすいものとしては保険適応の金属が挙げられます。原因となっている被せ物や詰め物を外した後は、レジンやセラミックで修復してあげる必要があります。
 今日は、メタルフリー治療の中でも特に金属アレルギーについて、中心に書かせていただきました。何かわからないことがあればお気軽にご相談ください。

名古屋市千種区覚王山通 医療法人TDCたなか歯科クリニック 歯科医師 木方奨

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