医院ブログ

セラミックのつめ物

皆さん、こんにちは!歯科衛生士の杉田有希です。

先月、左上の治療したところに、セラミックのつめ物が入りました!やはり、メタルフリー(お口の中に金属のつめ物がない状態)はいいですね!さらに頑張ってハミガキをしよう!という気持ちにもなります。
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ちなみに、前回のブログで「セラミックは汚れが付きにくい」というお話をしましたが、それはどうしてかご存知ですか?
よく例えられるのはトイレです。トイレは、陶器で出来ていて、水を流せば、汚れがスルスル落ちますよね!セラミックもトイレと同じような材質で作られているため、汚れがつきにくいというわけなのです。
お口の中は、酸性・アルカリ性・熱い・冷たいなど、過酷な環境です。セラミックは陶器の一種なので、お口の中でも安定して、それに耐えることが出来ます。
それとは違い、銀歯は早くに劣化してしまいます。銀歯が酸化して、黒っぽくなっていると劣化している証拠です。
ちなみに、白いつめものといっても、色が一種類しかないわけではありません。もちろん自分の歯の色に合った色を選ぶことが出来ますので、今回私が治療した歯も自分の歯の色に合わせて作ってもらいました!とても綺麗に自然に見えるので、大満足です。 
ですが、セラミックのつめ物をしたからといって、むし歯にならないわけではありません!むし歯になりにくい環境になったと考えて頂けると良いです。

 毎日ハミガキしていても、完璧に磨くことはむずかしいです。それは、私たちであっても同じです。苦手なところ、自分では気付いていないけれど、ハブラシが当たっていないところが必ず出てきます。ですから、つめ物を良い状態で長く維持するためには定期健診が不可欠になります。一度治療したところは、二度とむし歯にさせない!という気持ちで、一緒に頑張っていきましょう!

スキルアップ練習 其の一

皆様、こんにちは。歯科医師の早川尚子です。
日毎に寒気加わる時節となりました。皆様体調を崩されていないでしょうか。

さて、私はスキルアップのため、診療後に練習をしております。現在行っている練習内容をご紹介致します。皆様、ご存知の方が多いと思いますが、《ラミネートベニア》というものです。歯の表面を薄く一層整えてセラミック製のシェルを貼りつけるもので、主に審美改善を目的としています。

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歯の表面にはエナメル質という痛みを感じない組織が覆っています。このエナメル質の範囲内で形を整えていくのですが、厚さはなんと、1.0㎜をきります!歯全体の厚みや、表現したい色の度合いにより多少変化はありますが、だいたい0.5㎜前後です。
歯と歯茎の境目まで綺麗に再現するために、また、患者様への痛みに配慮し、極僅か麻酔を行うこともあります。

このような繊細な歯科技術取得のために、常に練習から拡大鏡を使っています。よく、テレビドラマの外科手術時に目にする術者のゴーグルの先端にとりつけられているものです。

練習で一番大切なのはここです。練習はやりっぱなしではなく、院長の田中にも必ずチェックをもらい、アドバイスを受けさらに改善されています。1日も早く院長に近づけるように特訓しております。

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当院では、患者様に安心して治療を受けていただくための環境がしっかりと整っています!今回ご紹介をしたラミネートベニアにご興味のある方は、お気軽にご質問等お待ちしております。

セミナー講習

皆さま、こんにちは! 歯科医師の満田 誠です。

 今回、覚王山近郊にある歯科材料会社「ジーシー」さん主催のセミナーに、同僚の鬼頭先生と参加してきました。内容は、『CAD/CAM冠』という、最新の被せ物についてです。
被せ物は通常、患者様の歯の模型を元に、歯科技工士さんが手作業で作ります。ところが、この「CAD/CAM冠」というのは、その技工士さんが行う製作工程の一部を、コンピューター制御の機器が代わりに行って作られる被せ物なんですよ!
歯の形をスキャンしてデータを読み込み、それを元にセラミックや強化プラスチックのブロックを、ミリングマシンという機械が自動的に削り出して、被せ物を作り上げていきます。
こう聞くと、最近話題になっている3Dプリンターと似ていますが、3Dプリンターが材料を少しずつ盛り上げて成形していくのに対して、こちらは逆に塊から削りだして成形します。
この”技工士さんロボット”の様なシステムによって、被せ物をつくる行程を著しく効率化することができます。また、従来は使用できなかった高度な材料まで、被せ物に加工することが可能となりました。
本当に技術の進歩って、凄いですよね!!
このような新しい技術を取り入れ、最大限にそれを活用するためには、その特徴やノウハウを理解していなければなりません。
例えば、土台となる歯の形の整え方ひとつでも、従来の金属におけるものとは全く異なるのです。今までのやり方に囚われずに、頭を切り替える必要があります。それというのも、精密機械による作業は技工士さんのように融通がきかないので、機械が読み取るのに適した歯の形態にしなければ、いくら凄いシステムを用いても最善の被せ物は出来ないのです。
私たちが大学時代に学んだ知識のままでは、日進月歩する歯科医療にはついて行けず、時代に取り残されてしまいます。だからこそ、私たち歯科医療従事者は、常に最新の知識や技術を取り入れ、自らをバージョンアップし続けているのです。休診日や診療時間外でも、今回の様なセミナー受講や学術書による勉強は欠かせません。
それに、この歯科CAD/CAMシステム。今、とっても注目されている分野なんですよ。
前述のように「CAD/CAM冠」は、主に白いセラミックの被せ物を作るためのものです。当院でも、また全国的にも、患者様の金属ではない白い被せ物に対するニーズはどんどん高まっています。
やっぱり、一生使い続ける歯ですから、健康的で長持ちして、美しい被せ物が良いですよね!
金属アレルギーや審美性の点からも、「メタルフリー治療」と呼ばれる”金属を一切使用しない治療”は、今後の歯科医療の主流となっています。クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の向上にも密接に関係している、メタルフリー治療の更なる発展・普及において、このCAD/CAMシステムは重要な役割を果たします。
 
もちろん、このCAD/CAM冠。当院でも既に導入されています。白い被せ物にご興味がある方は、遠慮なくスタッフまでご相談下さいね!

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動物の歯って何本あるの?

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皆さん、こんにちは。歯科衛生士の日比野知美です。
愛犬ボーダーコリーのオレオくんの散歩が体に堪えてくる季節になってきました。
先日、歯科医師の早川と犬の歯について話していたところ、あることに気がつきました。それは犬歯という歯に関することです。
私たち人間には犬歯という歯があります。犬歯は食物をかみ切るという役割をしている歯です。一般的に「糸切り歯」と言われている歯で中央から3番目に生えています。驚くことに、犬はこの犬歯が前から4番目に生えているのです。私はてっきり哺乳動物(草食動物以外)の犬歯は前から3番目に生えていると思い込んでいたので本当にびっくりしました。
この話を聞いた日に、自宅に帰ってすぐ愛犬の口を開けて犬歯の位置を確認しました。すると「やっぱり4番目にある・・・」。他にもどんな動物が前から4番目に犬歯が生えているのか興味があったので調べてみました。どんな動物がいたかというと「タヌキ」「ネコ」「キツネ」「イタチ」などです。ちなみに「ニホンザル」は人間と同じで犬歯は前から3番目にあります。不思議ですね。
 
よく患者様から「歯は全部で何本あるの?」と聞かれることがあります。人間の歯の数は健康な方で28本です。(親知らずは含めません)
犬の歯の数は42本、ネコは30本なんとゾウは4本です。ゾウは一生の内6回生えかわるそうです。4本だから仕方ないのかもしれませんね。人間の歯も3,4回生え変われば嬉しいのですが、そうはいきません!私達は乳歯から永久歯に生え変わる1回ですので、年齢を重ねても美味しい食事が食べられるようにご自分の歯を大切にしていきましょう!
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セミナー講習

皆さん、こんにちは!歯科医師の鬼頭秀和です。


現在、私は毎月1回セミナーにかよっています。このセミナーは、東京の日本歯科大学の小出先生によるセミナーであり、8ヶ月間にわたって歯科治療を的確に行っていくうえで不可欠な重要事項を厳選し、明日から臨床の現場で生かせるように毎回実習を含めて学んでいます。
内容は、かみ合わせの診断・治療、補綴物のつくり方、入れ歯の治療ポイントなどです。
 
今月(11月)がセミナーの最終回であり、その認定証をいただきました。
最終回の今回は、歯と入れ歯をつなぎとめる部位の種類とその特徴についての勉強でした。このセミナーに参加して友人もできました。彼は技工士で入れ歯を作ることをメインに仕事をしていますが、私自身何度か彼に助けられています。
当院の患者様で治療が困難な時でも、セミナーの先生方や友人である彼に相談にのってもらうなど、このセミナーにかよう前までは対応が困難だった症例に対しても、自信を持って対応できるようになりました。

このセミナーを通じて、今までわからなかったこと、知っていたが新しい考え方・違った見方、正しいと思っていたことの意外な欠点など多くのことを知り、実行するための練習をさせていただきました。
セミナーは終わりましたが、今後もより良い技術と知識を患者様に提供できるよう勉強を続けていきます。

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